歯周病と血糖値の関係性【パート1】

歯周病

歯周病治療ってどんな治療?

歯周病は口の中全体の歯で同時に進行していくため、全ての歯で歯周ポケットの深さを計測するポケット検査や、プラークの付き具合の検査を行います。
治療ではまずブラッシング指導により患者様自身でプラークを取り除けるような練習を行います。プラークを形成する細菌が歯肉で引き起こしている炎症を減らすのが目的で、これは「プラークコントロール」と呼ばれ、歯周病治療の中心となります。

感染予防には口腔ケアが大事です。

患者様自身によるセルフケアプラークコントロールが基本となりますが、その上で歯科医院で定期的に受診を行い、歯周ポケットの中に付着しているプラークや歯石を超音波振動機器や手用器具、ジェットパウダーなどを用いて取り除きます。これは「スケーリング」といい、歯科医師、歯科衛生士が行う重要なプラークコントロールです。
一旦治療が終了しても、歯周病は再発することが多いため、「メインテナンス」「クリーニング」と呼ばれる定期的なチェックとプロケアを行っていくことが必要です。

次回歯周病と血糖値の関係性【パート2】では「歯周病があると、どうして血糖値が高くなるの?」を配信予定です。